ヤル気を引き出すちょっとしたコツ
なぜ、人はヤル気を失ってしまうのか? “爆発的モチベーベーター”として、著書に『驚くほど成長する仕組み』があり、多くの人のヤル気を引き出してきた坂田公太郎氏にそのメカニズムを聞いた。
「ヤル気が起きない人には3タイプあります。【1】は日常に変化や刺激がなく怠けてしまっているタイプ。【2】は逆に忙しすぎるタイプ。カラダが休みを欲しているんです。そして、【3】は自身が変化を恐れてしまっているタイプで、目標を立てるものの、どこかで変われる自信がないため行動がストップしてしまう。たいていどれかに当てはまるはず。自分のタイプに合わせて解決していけばいいのです」
つまり、刺激がなければ刺激を与えればいい。休みたければ休んだらいい。本気で変わりたいなら、一歩ずつでも進めばいいということ。とは、わかってはいるけど、簡単にはいかないのが現実で……。
「3タイプに共通して言えるのは、第一に自分がどうなりたいかを把握していません。仕事なら出世したいのか、給料を上げたいのかなど。その目的をしっかりさせることが必要。そして第二に、自分が大好きで得意な仕事を知っておいてください。逆に “やりたくない仕事”もです。すべてに全力で挑もうと力を入れてしまうのもヤル気を失ってしまう原因。自分が得意なことで、力を入れるべきポイントをつかんでおけば、余計なところにエネルギーを使わなくて済むのです。忙しい人こそ知っておいていただきたいです」
その方法として、「1日のうち、3本やるべき仕事があったとしたら、そのうち1本、自分がやりたい仕事に100%出せれば充分。得意なことが伸びれば、それだけあなたが必要とされる人物に近づくはずです」
自分を高めるためにはまず、短所はさておき長所を伸ばすように行動すればいいというわけか。では、どんよりとした気分で、どうにもヤル気が出ない場合は?
「カラダを力強く動かしてください。カラダと感情は密接に関係しているもの。元気のないときこそ胸を張ってガッツポーズです。その最中、憂鬱な気持ちにはなれないはず。特にオススメなのは、一分間笑い転げること。面白いことがなくても、とにかくフリをしてください。スキップをするのも効果的」
一見、滑稽だが、ポイントは「メンタルと逆の行動をすることによって、脳に勘違いさせること」なのだかとか。なかなかに侮れない。そのほか週刊SPA!6月19日発売号では、「爆発的にヤル気を引き出す方法」を特集している。…