テレビ化&映画化! 『宇宙兄弟』人気のヒミツ
4月1日からテレビアニメの全国放映がスタートし、5月5日には新婚ホヤホヤの小栗旬主役の映画が全国公開予定の『宇宙兄弟』。原作は講談社「モーニング」で連載中のマンガで単行本は現在17巻まで発売中だが、この作品の何がそこまで人々を惹きつけるのだろうか。
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できすぎるスーパーマンのような弟?日々人(ひびと)と、主人公である兄?六太(むった)。子どものころ、二人は夜空に不思議な物体を見たことから、共に、宇宙に夢を見るようになるが、日本人として初めて月に飛ぶ、宇宙飛行士として超優秀な弟の反面、自分は宇宙に飛ぶどころか会社をクビになり…。
この『宇宙兄弟』は、等身大のキャラクターが“リストラ”という挫折をキッカケに、宇宙飛行士になるという子どもの頃の夢を実現させ、宇宙を目指す物語。兄弟や仲間の絆、夢に向かっての努力の素晴らしさなどがダイレクトに伝わってくる、ザ?王道エンターテインメントなのだ。
主人公は、生まれた同日にサッカーファンなら忘れることができない「ドーハの悲劇」が起きており、これによって「自分には不運がつきまとう」と考えているなど、ちょっとしたヒネりが随所に見られ、読んでいるとたびたび「クスッ」と笑わせてくれたり、「へぇ!」と驚かせてくれたりと、飽きさせない仕掛けも魅力。
なお、単行本の他に、スマホで壁紙ダウンロードやPV視聴もできるiPhone?iPad用公式コミックアプリもリリースされているので、この機会に原作を読んで、自分の子どものころの夢に想いをはせてみてはいかがだろうか。