中国日系企業経営?ココが肝心!「財務管理の重要性(1)」[HKM-日商快訊-]
中国華南へ進出の日系企業に対して、現地のベテランコンサルタントが経験とノウハウを基に現地のナマ情報や意見を提供。めまぐるしく公布される中国国家および華南方面の法令や規定の解説に加え、日系企業が抱える問題点解決へのヒントになるようなアドバイスをお届けします。
財務管理の重要性
中国進出の会社経営においては、財務管理が特に重要になります。どんなに品質の良い製品を作っても、どんなに多くの商品を販売しても、会社が儲からなくては進出(投資)した意味がありません。不良率低減、売上目標達成、そして利益も計画どおりにあげてこそ、会社の経営として成功なのです。そのために行なう毎月および定期的なチェック作業が財務管理なのです。
財務管理の要点
財務諸表(BS?PL)の確認と分析(経営安全性、収益性、成長性)。これは経営内容を全体から見渡す、きわめて重要な作業です。さらに、会計記帳、銀行の収支と残高、現金出納と残高、企業所得税の申告納税額、従業員の給与明細と各種福利厚生の内容確認と計算、個人所得税の計算、発票(ファーピャオ)や証憑類、その他のチェック作業を行ない、計算間違いや問題点をピックアップし、その原因を分析しながら改善していきます。
小さなミスを早く見つけ出して、大きなミスへ拡大する前に防ぐことがポイントです。
中国の現地法人においての注意点
現地の責任者(総経理クラス)は、財務責任者または財務担当者と密接なコミュニケーションをとる必要があります。“財務イコール経営”と断言しても過言ではありません。
小さなミス、担当者に見過ごされる問題点(意識的にされる場合も)、不正の疑い等などの“けむり(煙)”状態の間に“火”を消すには、財務を任せっきりでは“けむり”すら発見できません!
ただ、日系企業の多くの現地責任者は財務の業務経験が少ない方が多いので、日中双方の基本財務を理解し、日中用語を駆使できる通訳を交えて行なう方法もお勧めします。
※時間をかけて適任者を自社で育てるか、コンサルティング会社へ依頼する方法もあります。
ローカル系企業の財務は?
ローカル企業の財務は、大事な資産の流れ、債権の管理と回収、経費の無駄遣い、可能なかぎりの節税(?)などをチェックし、投資の早期回収を目指しています(ローカル企業の財務責任者はオーナー自身、またはオーナーの家族や身内が多い)。
※悪名高い支払い遅延は、ここ中国では(経営にとっては)“優秀な財務”となるようです。…