姑問題に悩む我が子に対しやってはいけない3つのこと
核家族化が進んだり、親戚付き合いが希薄なった現代においても、嫁?姑問題はまだまだ健在です。あなたの娘が、嫁?姑問題の当事者となった場合、母親としてはどう対応すればいいのでしょう。
そこで、当記事では、姑問題に悩む我が子に対しやってはいけないことについて解説します。なお、姑問題の事前防止策として、という記事も、ぜひ参照してみてください。
■ その1:説教する
母親のなかには、自分自身も若いころ、姑問題に苦しんだ経験がある人も多いでしょう。娘の姑に対する愚痴を聞いたところ、自分とくらべて生ぬるい状況(例えば、自分は姑と同居だったが、娘は別居という場合など)だと感じることがあるかもしれません。
しかし、姑問題に苦しむ娘の姿が、単なるわがままに見えても、決して娘に対して「もっと我慢しろ」などと説教してはいけません。苦しみの感じ方は、人?時代によって様々です。「私の若い頃はね…」なんて語られても、娘が納得できるはずがありません。
娘は、母親にも自分の悩みを理解してもらえない……ということで、いっそう苦しむことになるでしょう。わがまま娘の贅沢な悩みにも、母親は優しく耳を傾けてあげるべきです。ただ、話を聞いてもらえるだけでも、娘の心は随分軽くなるはずです。
■ その2:姑の悪口を言う
その1で述べたのとは逆に、娘の境遇に心から同情する母親もいるでしょう。特に、これまでに姑と関わって「何だかキツそうな感じの人だな」という印象を母親が抱いてるとしたらなおさらです。しかし、いくら娘の味方をしてやりたくても、娘と一緒になって姑の悪口を言うのはよくありません。
確かに、母親が自分に同調して姑の悪口を言ってくれると、娘は少しは心が晴れることでしょう。しかし、娘は「母親も自分と同意見なのだ」と納得すると、ますます「姑はひどい人間だ」と姑のことが嫌いになります。そして、「自分は何てかわいそうなんだろう」と悲観することにもなるでしょう。
娘から姑の悪口を聞かされたときに、母親のとるべき行動は、姑を非難するのではなく、「そういう状況で耐えているあなたは偉いね」と娘を褒めてやることです。褒められると人間は意欲がわきます。娘を「悲劇のヒロイン」ではなく、「ポジディブ?ウーマン」にすることが母親の役割です。
■ 介入する
娘が悩んでいる姿を見ると、何とか手を差し伸べてあげたくなるのが母親の心情ですよね。しかし、母親としては、娘の愚痴を聞いてやる役割にとどめるべきです。…