【LinuxTutorial】Linux の新しいフェロー
多くの人々が Linux OS を使って仕事をしたり、Linux に関連した仕事をしたりしているが、Linux Foundation でフェローとして仕事ができるのはごく限られた人だ。今週は優秀な Linux フェローの数が増え、さらには世界で最も利用されている企業向けの Linux のサポート日数も増えた週となった。
1. Greg Kroah-Hartman 氏が Linux Foundation に参加
Greg Kroah-Hartman 氏の名前は、Linux Kernel のメーリングリストを読んできた Linux Planet の住人にとって聞きなじみのあるものだ。Kroah-Hartman 氏は安定版 Linux カーネルに加え、長期サポートカーネルのメインテナーでもある。同氏は先週まで SUSE の社員でもあった。
その Kroah-Hartman 氏が Linux Foundation のフェローに就任した。Linux Foundation のフェローの大物としては、もう1人ほかならぬ Linux の生みの親である Linus Torvalds 氏がいる。
Linux Foundation 事務局長の Jim Zemlin 氏は、「組み込み Linux 市場が急速に伸びつつあり、この分野における Greg の深い経験と、カーネルレベルでのハードウェアメーカーとのコラボレーションの実績は、この分野で必要とされる作業を加速させることができる。今は Linux Foundation が同氏の作業を支援するのにごく自然なタイミングであり、そうすることができて非常にうれしく思っている」と語っている。
2. Red Hat がサポートを10年に延長
永遠に続くものは存在しないが、Red Hat は Red Hat Enterprise Linux （RHEL）のより長期の運用を可能にしようとしている。 Red Hat は、RHEL の通常のサポート期間を7年から10年に延長した。以前は、RHEL のメインサポートは7年のみで、セキュリティおよびバグ修正向けに3年の延長サポートが用意されていた。今回の変更により、RHEL 5および6は Red Hat のこれまでのリリースより長期にわたってハードウェアと機能のアップデートを受けることが可能になる。
今回の変更により、RHEL 5.9、5.10、および5.11の各リリースが混在することにもなり、2007年デビューの RHEL 5.x プラットフォームが拡大される。…