悲惨！バスのハッチから顔を出していた若者が高架橋に頭を強打し死亡
（画像：New York Postより）
金曜の夜、16歳のにぎやかなパーティがホラームービーの惨劇へと変わった。
事件が起こったのは、アメリカ、ニューヨークのジョージワシントンブリッジのすぐ近く。
ダニエル?フェルナンデス（16）は、女友達の誕生日パーティに参加する為、他の友人達65人とバスに乗っていた。
そのバスは、『パーティバス』と呼ばれる2階建てバスで、彼らが通う高校から、パーティ会場へと向かっていた。
少し控え目な性格だったが、かわいらしく女の子からの人気も高かったダニエルは、午後6時45分頃、バスの2階のハッチ（天窓）から顔を出した。バスはちょうど、ジョージワシントンブリッジを過ぎたところだった。
悲劇が起こったのは、その直後だった。
なんと、ダニエルは高架橋に頭を強打し、死亡してしまったのだ。
子供達をアテンドしていたパーティバス会社のアレックス?フランコ（41）は、当時バスの1階に居たが、子供達の悲鳴を聞きつけ、急いで2階へ駆け上がった。
そして、フランコが目にしたのは、筆舌に尽くしがたい悲惨な光景だった。
「ダニエルが床に倒れているのを見ました。彼の歯はすべてなくなっていて、辺り一面血だらけでした。私は何度も、ハッチを開けてはいけないと注意したんです。それなのに…」
とフランコ氏は悔やむ。彼が1階に移動した時に、ダニエルはハッチを開けて頭を出してしまったのだ。
さらに悲惨なことに、ダニエルが頭を殴打する瞬間を、たくさんの子供達が目撃していた。
彼らはダニエルの血を浴び、今も事件のトラウマが残る。
「しゃがみ込んで、足についたあなたの血を見た時、どうかすべてが悪い夢でありますようにって願ったわ。最後の瞬間まで私の前にいたのに。ダニエル、愛してる。」
ダニエルの女友達の一人ビッキーは、事件の数時間後、このようにtwitterにツイートした。
ダニエルの両親は、パーティ会場で待っている誕生日の女の子には、彼の死を隠し、パーティを続行させようと気遣ったが、すでに会場に到着していた子供達は、パーティバスで会場に向かっていた子供達からメールで事件の知らせを聞いていた。
「（誕生日の）彼女は、ダニエルが来るのを待っていたんです。ダニエルが彼女を外に連れ出す予定でしたから。」と、パーティ会場の従業員は言う。そして、トイレの中で泣いている女の子がいたという。
陽気なはずの誕生日パーティの日に起きた悲劇。…