Android が Linux メインラインに復帰!
2010年に、Linux のメインライン(Linux 標準カーネル)から Android ドライバーが削除されたことは、(少なくとも私にとっては) Linux の世界で最大の事件の1つだった。
2010年2月にリリースされた2.6.33 カーネルで Android はドロップされ、それ以降現在まで Android は Linux のメインラインに組み込まれてはいない。
2010年にボストンで開催された LinuxCon では、Android がアップストリームで開発されないことについて、本当に熱い議論がなされた。Google は電源管理に関連したコード(Wakelocks)をメインラインに組み込もうとしたが、メインラインカーネル開発者はそれが何なのかを理解せず、交渉は決裂した。
あれからおよそ2年が経過し、Android を Linux のメインラインに戻そうという動きが始まっている。このプロジェクトは2011年の終わりに「Android Mainlining Project」として公表された。
私は個人的にはこれは良い考えだと思っている。だが、いまのところ、このプロジェクトは全く話題になっていない。プロジェクトのメーリングリストの状況もぱっとしない(タイミングも悪かった。人々は皆、年末の休暇中だった)。だが、何より私が驚いたのは、Google で Android 開発に携わっている主要人物の名前がメーリングリストには見あたらないということだ。Google 側からはこのプロジェクトを Google がサポートしていることを表明する声がまだあがっていない。
実際のところ、Google には Android がメインラインの一部である必要性が無いのだろう。Google はメインラインから放り出されて1年以上、彼ら自身でうまくやってきたのだから。だが、それでも、Android のメンテナンスを向上させていく上では、メインラインの一部であることのメリットは計り知れないものがある。特に、アプリ開発者にとってはそうだろう。
Android がメインラインから外されたとき、私が取材した人々は口をそろえて、「Android がメインラインに戻る日は遠くないだろう」と語っていた。その日は、そこまで来ている。
Sean Michael Kerner は、技術専門家向けネットワークである Internet.com のニュースサービス、InternetNews.com の主任編集者。