全宇宙で最も価値あるコイン、火星で大活躍!
(画像:dailymailより)
全世界、いや全宇宙で最も価値のあるコイン―そう謳われるユニークなコインは今、火星で、NASAの火星表面探査プログラムを手伝っている。
まず第一に、このリンカーンの絵柄がついたコイン、通称リンカーンペニーは、ただのアメリカの1セントコインではない。
1909年に元アメリカ大統領エイブラハム?リンカーンの生誕100年を記念し、彼の顔がコインのデザインに制定された時に、最初に鋳造されコインの一つなのだ。この初回生産のコインには、コインをデザインしたVictor D. BrennerのイニシャルVDBが裏面に刻印されている。
それだけでも、コイン収集マニアにはたまらないほどに十分に価値のあるコインなのだが、さらに象徴的な価値がある。
実は、このコイン、火星の未知なる画像を地球に届けているカメラの科学的な調整を助ける道具でもあるのだ。
コインは、火星探査車クリオシティーに取り付けられ、大気圏を通過し、8月初旬に火星に着陸した。
そして探査車の7つのカメラの一つマーズ?ハンド?レンズ?イメージャーの一部として、火星の様子をありありと描写し、地球に送っている。
もし、この2.5gのコインを宇宙に飛ばす為に掛けたコストを計算するなら、7,000ドル以上になる。
なぜコインが探査車に乗せらているかというと、それは、コインが伝統的に地質学者たちに利用されていることに由来する。
例えば、写真の中で未知の物の大きさを示す時に、誰もが大きさを知っているコインと比較する。
探査車クオリシティに取り付けられているコインも同様に、火星の未知の物体の大きさを測る役割を果たしている。
探査車クリオシティーは今後も火星に生物が生存できる環境がいるのかどうか調査する予定で、リンカーンペニーの活躍もまだまだ続く。
【記事:りょーこ】
参照元:daily mail
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