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カメラの性能を生かすも殺すも”メモリーカード次第” -- スペックからはわからない写真撮影の盲点とは?

デジタルカメラに対する「高画素」「高速連写」に対するニーズは高まる一方だ。2月に開催されたカメラと写真の総合展「CP+」を皮切りに、各社からデジタルカメラの新製品が相次いで発表されているが、中でも業界最大手のキヤノンとニコンは、フラッグシップとなるデジタル一眼レフカメラを発表。ニコンの「D800」は3000万画素を超える36.8メガピクセルという高画素センサーを搭載したほか、キヤノンが発表した「EOS-1D X」は最高14コマ/秒、「EOS 5D Mark III」は最高6コマ/秒という高速連写性能を備えた。

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消費者が店頭などでカメラのスペックを見る際に、どうしても目が向いてしまうのがこの「画素数」と「連写性能」だが、その中で見落としがちなのが「連続撮影可能枚数」というものだ。

カメラのスペックには、連写性能を示す「連続撮影速度」と、シャッターを押しっぱなしで撮影を続けられる最大数を示す「連続撮影可能枚数」というものがある。例えば、キヤノンの「EOS 5D Mark III」の連続撮影速度は最高6コマ/秒だが、連続撮影可能枚数は RAW 撮影の場合で約13枚。RAW と JPEG ラージを同時に保存する場合の連続撮影可能枚数は約7枚となる。つまり、この連続撮影可能枚数になるとシャッターは一度止まり、撮影したデータを保存してから改めてシャッターが切れるようになるのだ。

この仕組みは、コップの水に例えるとわかりやすい。シャッターを押したまま連続撮影を続けると、カメラ内部のバッファメモリー(コップ)にデータ(水)が溜まる。コップがいっぱいになると一度水を止め、その水をバケツ(メモリーカード)に移さなければならず、コップに水を入れられる空間が生まれるまで待たされることになる。つまり、一定枚数まで連写を続けるとカメラがメモリーカードに撮影したデータを移す「BUSY」状態になり、シャッターが止まるのだ。

ここで重要になるのは、いかに早く”バケツに水を移す”=バッファメモリーのデータをメモリーカードに保存するかということだ。早くデータの移動?保存ができなければ、撮影を再開することができず、再開してもすぐにまたバッファメモリーはいっぱいになってしまい、その場にあるシャッターチャンスを逃してしまうことになる。そこで重要になってくるのが、実はカメラ本体のスペックに加え、挿入しているメモリーカードの書き込み速度なのだ。…

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