クリントン、被災留学生に励ましの声
トモダチ構想の交流会開催7月8日、日本を来日していたクリントン米国務長官と、「トモダチ?イニシアチブ」の参加者21名が、米国大使公邸で会談をおこなった。
「トモダチ?イニシアチブ」とは、米国政府などの主催で、東日本大震災で被災した若者に希望を与えるため、米国留学や起業家精神の育成の支援やスポーツなどを通じて、被災地の復興へ貢献するための事業。
これまでにも、被災地でアメリカのプロバスケットボール「NBA」の選手によるバスケット教室を開催したり、被災地で活動する起業家に、アメリカの投資家へプレゼンテーションの機会を提供したりしてきた。
特別ゲストのクリントン長官、被災留学生を激励今回特別ゲストとして登場したクリントン国務長官は、アメリカ留学を控えた学生たちに対し、「あなたたちのような若者がいることが日本の強さだと確信しています。お互いが助け合い、理解し合える未来を作り出してください」と激励し一人一人と握手。また、「日本は震災後もアフガニスタンへの支援を継続すると表明した。これも(困っている人を助けるという)トモダチ精神の表れです。日本や世界のために貢献しようという若者がいるのだから、日本の未来には楽観的でいられます」と話した。
日本の未来への架け橋となるか「トモダチ」と名付けられたこの留学プログラムは、アメリカ政府が日米の企業と共同で被災地の若者をアメリカに招待し、英語や文化を学ぶ支援をするもの。
今年の夏には高校生など約450人がプログラムを通じて渡米する予定だ。
一人でも多くの若者が、この経験を通じて日本の未来を担うようなグローバル人材に成長することを期待したい。
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