インテル、全幅透明タッチパッド NIKISKI コンセプトを公開
CES 2012 のUltrabook プレゼンテーションで、インテルがなんとも珍妙なデザインコンセプト " NIKISKI " を披露しました。おなじみムーリー?エデンSVPが笑顔で掲げる写真を見てのとおり、いや見ても分かりませんが、ノートのパームレスト部分全体が透明なタッチパッドになっており、反対側が透けて見えます。通常利用時にパームレストの下の机を眺める意義はさておき、面白いのはノートを閉じたときに画面の一部が見えること。インテルはこの部分に新着通知などの情報を表示しておき、使っていない時でもちょっとしたステータス確認に使うことを提案しています。
......透明にするくらいなら少しでもシート状バッテリーを詰めろ、「ちょっと確認」するときもメインのディスプレイに火を入れるのか etc といった疑問を待っているかのようなデザインですが、インテルのウルトラブックは待機時にもアクティブ時にも現在より劇的に低い消費電力、スマートフォンのような常時接続を実現するとうたうコンセプト。気にしないでもバッテリーは充分保つ、常に更新される情報をチラ見できるのがノートPCの進化だと答えるためのネタふりかもしれません。タイピング中の誤操作を防止する手のひら認識も示されており、全幅タッチパッドそのものは、特許を出願していたアップルあたりに早く実現してほしいデザインではあります。
Gallery: Intel NIKISKI 透明タッチパッドコンセプト