AKB48の仕掛け人、秋元康流「脱情報化力」とは?
『ザ?ベストテン』『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』などの番組企画から、『なんてったってアイドル』『1986のマリリン』『川の流れのように』『海雪』など幅広い楽曲の作詞を手掛け、そして、現在あらゆるメディアを席巻する国民的アイドル『AKB48』のプロデュースまで、常にヒットメーカーであり続ける秋元氏の企画の源流とはなんなのか?
【画像】 秋元氏の著書『企画脳』(電子書籍)のレビューはこちら
秋元氏は言う。
「ビジネスマンは目的と生産性を考え、情報収集するようトレーニングされていますが、実はそれにはあまり意味がないのです。なぜなら、皆そうしているから。そこに差異は出ません」
?情報を集めれば集めるほど、最大公約数しか示さなくなってしまう
?情報化が進むと、その弊害として「中庸」「予定調和」のものが増えてくる
?みんなが情報と思っていないことのほうが、じつは情報としての価値は高い
?どれだけリサーチしようが、地図を見ようが、間違えるときは間違える
?だとしたらどちらかの道に行ってしまった方が早い。それも全力で
?間違ったと思ったら戻る。その戻る力が、実は足腰を鍛える
秋元氏の著書『企画脳』で書かれているヒット企画の源流は、 “川の流れのように”蛇行し、決して平均化しないこと。秋元流の発想?企画のフレームワークを身に付ければ、新商品の開発や、新しいビジネスを考えるときに大いに役立ちそうだ。
情報に振り回されず、他とは一味違う企画を提案したいビジネスマンは、必読必践である。
(ダ?ヴィンチ電子ナビ 電子書籍エディターレビューより)