サムスン ATIV Tab 発表、10.1型で570gのWindows RT タブレット
サムスンATIVシリーズのひとつ ATIV Tab は、10.1インチ1366 x 768 液晶ディスプレイに2コア1.5GHzのSnapdragon S4プロセッサ、2GB RAMを載せた Windows RT タブレット。
新ブランド " ATIV "を冠するサムスン製 Windows製品ファミリのうち、Windows 7 や過去のデスクトップアプリと後方互換性がない Windows RT を採用する製品が ATIV Tabです。要は10インチ Galaxy Tab のOSを Windows RTにしたようなもの。横画面にしたときの下ベゼルにはWindows キーもあります。
過去のアプリも動くフル Windows 8 版 ATIV Smart PC (Atom) / ATIV Smart PC Pro (Intel Core) と比べると、ATIV Tab は画面が一回り小さいかわりに、厚さ8.9mm、重さ570gと可搬性で優っています。バッテリーはGalaxy Note 10.1 よりさらに多い 8000mAh。ただしS-Pen には対応しません。
さて、Windows RT は後方互換性がないものの、つまりこれまでのWindows で動いていたアプリがそのままでは動かないものの、今後公式ストアから入手するアプリについては、原則的に新フレームワーク WinRT で書かれるためWindows 8 でもRT でも動く建前です。またマイクロソフトはタッチでもキーボード / マウスでも使えるフル機能版の Office や IE 10、さらにはエクスプローラで従来どおりのファイル操作ができるデスクトップ環境もRTに組み込んでいます。
RTが「Windowsの皮をかぶったWindowsじゃないもの」として不発に終わるのか、逆に x86/64向けのWindows 8 が「ボーナスでレガシーにも対応する企業向け / パワーユーザー向けのWindows」扱いになってゆくのかはまだまだ分かりません。