Apple、Safari 5.1.4 をリリース―83のバグに対応
米国 Apple は2012年3月12日、同社の Web ブラウザの最新版「Safari 5.1.4」をリリースした。83ものバグに対応している。また、「Safari 5.1.4 for Lion」では、JavaScript のパフォーマンス向上もなされている。
今回修正されたバグの中には、Apple が「クリティカル」に分類したものも72含まれていた。だがこれらのうちで、実際に攻撃に悪用されたものはなかったという。また、83のバグのうち、72は WebKit の脆弱性に関連したものだった。WebKit は、オープンソースのレンダリングエンジン。Safari の他には、Google の Chrome Web ブラウザでも利用されている。Apple は今回見つかった脆弱性のうち、半数以上は Chrome のセキュリティチームから報告されたものだったとしている。
WebKit は、iOS と iTunes でも利用されているが、Apple は先週リリースされた iOS 5.1 と iTunes 10.6 ですでに同脆弱性に対応済みとしている。