NHKを“安堵”させた幸子の悪あがき
<なりふり構わず…>
何が何でも暮れのNHK紅白連続出場を――。小林幸子(58)がなりふり構わぬ行動に出た。
ここにきて96年から所属していたレコード会社「日本コロムビア」とのアーティスト契約の解除を自ら申し出た。今後は自主レーベルを立ち上げて10月にも新曲を発表。所属事務所前社長とのゴタゴタで出場が危ぶまれている紅白へ、並々ならぬ執念を見せているのだ。
「コロムビアとたもとを分かったのは、6月に予定していた新曲『絆坂』の発売が延期になったまま、進展しないからです。コロムビアは騒動が落ち着くまで待つつもりでしたが、小林側には9月までに新曲を発表できないと紅白に間に合わないという焦りがあった。やむにやまれず、契約解除を決断したのでしょう」(音楽関係者)
しかし、新曲を出したからといって必ず紅白に出場できるというものでもない。その浅はかさについてレコード会社スタッフはこういう。
「紅白は大手レコード会社単位で“出場枠”が存在する。そのため、インディーズが出場資格を勝ち取るには爆発的ヒットを飛ばして周囲を納得させるしかない。しかし、この演歌不況の時代、インディーズで売れるのは至難のワザ。レコード店の販売網もないし、ネットでダウンロードするファンもいないわけですから。小林がコロムビアを離れてくれて逆にホッとしているのはNHKですよ。これでコロムビアのことを気にしなくていいし、小林を落選させる理由ができたのですから」
ド派手衣装の発注もギリギリのタイミング。バタバタしていてはどうにもならない。
小林に残されたウルトラCは前社長の後見人といわれる芸能界のドンに頭を下げ、何がしかのお礼をすることくらいだが……。
「もはや年齢的にも上がり目のない小林を助けるメリットはない。拾う神ももはやいない……」(芸能プロ関係者)
可能性はゼロというわけじゃない。が、ことここに至っては墓穴を掘ったとしかいえない。
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