今年は平成18年（2006年）の豪雪に迫る記録的豪雪とのことです。連日、日本海側には80cmとか１ｍという雪が降り、交通機関はもとより、玄関前に雪が積もり出入りできなかったり、屋根に３ｍもの雪が積もり、屋根が抜けたりとかいう、普通の生活もままならないところが随所に出たというニュースを見る度に、東日本大震災でひどい目に遭った上にこの被害と、立て続けに自然災害に見舞われている方たちにはその被害が拡大しないことと、一刻も早い復旧を心からお祈り申し上げます。
中でも一番問題なのは、雪おろしとか道路の除雪が進まないことだそうです。除雪車の不足、ショベルカー、ダンプトラックなど機材の不足が深刻なのは、各自治体が打ち出した公共事業の予算削減から、地方の建設会社の縮小や倒産で機械が少なくなってしまったことだそうです。そのため、市民の困窮が頂点に達しているそうです。
そして、三陸方面から避難してきた方々が今度は雪に埋もれてしまい、踏んだり蹴ったり状態です。それでなくとも、地方では限界集落問題が出ているのに、この豪雪によってそれが一気に増えると思われます。民主党のスローガン『地方主導』なんて、「絵に描いた餅」になっています。
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【執筆】吉村 作治
10歳の時に読んだ、『ツタンカーメン王のひみつ』に魅せられ、エジプト考古学者となる。現在は早稲田大学名誉教授、工学博士（早大）。1964年に早稲田大学入学後、カイロ大学考古学研究所留学。念願のエジプト発掘を始め、早稲田大学人間科学部、国際教養学部教授を経て、日本初の完全インターネット大学、サイバー大学を創設し初代学長を務めた。現在、毎月エジプトに出かけ、その合間に執筆活動、講演、テレビ出演、お祭り参加等、日本中を飛び回っている。
ビジスパにて「吉村作治の週刊e-パピルス – エジプト考古学者のマネジメント学 -」を執筆中。
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