動画：ソニー、「新エンターテインメント」DOT Switchを予告
ソニーが「新しいエンターテインメント」こと DOT SWITCH のティーザー動画を公開しました。とりあえずは続きに掲載した動画 (30秒) からごらんください。内容は Xperia らしきスマートフォンの画面に表示された大きな円 (dot?) スイッチを押すと、レコードプレーヤーやテレビが点き、紙吹雪が舞い、ロボットアームが動き出してフタを開けるとそこには...... といったもの。口上は、
世の中は、マルチディスプレイになってゆく。インタラクティブになってゆく。その楽しさを体験できるプラットフォーム。
あなたがスイッチを押すだけで、PCが、テレビが、世の中が変わっていく。
あなたとマルチスクリーンをつなぐ、新しいエンターテインメントが誕生します。
公開予定日は2月21日。なにやらよく分かりませんが、「マルチスクリーン」をなんとかすることを通じてこれまでにない「エンターテインメント」を提供する「プラットフォーム」であるようです。マルチスクリーンといえば、テレビとPCと携帯の3画面、あるいはタブレットを足した3+1スクリーンを結ぶことで新たな価値を提示するコンセプトは、「3スクリーン+クラウド」をマントラのように唱えるマイクロソフトを始め各社が取り組んでいる課題です。
また DOT SWITCH の「ドット」といえば、2009年からソニーが使用しているブランドメッセージ「make.believe」(メイク?ドット?ビリーブ)の一部でもあります。 英語の " make believe " (メイクビリーブ) は単に「～のふりをする、装う、だと信じ込む、ごっこあそび」といった必ずしも前向きとは限らない意味ですが (例：メイクビリーブの世界シェア、メイクビリーブの大型有機ELテレビ)、ソニーのブランドメッセージではこの中央に . を置くことで、空想と現実、夢と形を結ぶ愉快ナル理想工場たるソニーの役割を象徴させています。また昨年5月に六本木ヒルズで開催された3D販促イベント dot park など、最近のソニーではなにかと使われる接頭辞のひとつでもあります。
2月21日に発表される「エンターテインメント」がどう新しいのか、どのような意味で「プラットフォーム」なのかはまだ分かりませんが、すくなくともスマートフォンとテレビ、PCを結んだ何かであることは想像できます。"ドット " の象徴としてくるくる踊って光るタマゴ型スピーカーが爆誕する可能性も含め、固唾を呑んで見守りたいと思います。…