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1カ月で300件 警察に突き出されて火がついた 女子校教師のパンチラ盗撮

 今年6月、女子高校生のスカート内を盗撮したとして、東京都迷惑防止条例違反の疑いで逮捕された男の公判が、7月20日に東京地裁で開かれた。
 「懲戒免職により無職です…」
 スーツ姿で弱々しく述べる金子忠義被告(35)は当時、なんと都内の私立女子高教師。調書によれば、「学生の頃から女性の全裸より下着姿のほうが好きだった」という金子被告には、同種の罰金前科や前歴があったのだ。
 「金子被告の盗撮行為は、昨年8月頃から始まったといいます。その悪行はしばらく誰の目にもとまらなかったのですが、今年3月13日、出勤前に駅の階段で女子高生を盗撮。気持ちが大きくなって帰りにも盗撮したところ、通行人が目撃して警察に突き出したのです。普通は、これで懲りるはずが、この後の金子被告は全く逆の行動を取りました」(社会部記者)

 なんと「警察に突き出されてしまい、もうダメだと自暴自棄になり、もっと盗撮してやれ…。ビックカメラでデジタルカメラとソニーのハンディカムを買いました」(金子被告の調書より)と、さらなる盗撮への決意を固めたのだった。
 こうして金子被告は、4月14日早朝に家宅捜索に踏み込まれるまでほぼ毎日、都営地下鉄浅草橋駅の構内などで盗撮を繰り返した。自宅パソコンからは、たった1カ月間で撮影したとされる制服姿の女子高生の動画などが、約300件分も発見されたという。

 盗撮に及んだ理由を「家庭の中の、金銭トラブルや収入…」などと、家庭の事情によるストレスと述べた金子被告。彼が教師になろうと思った背景には「小学校で出会った担任が非常に熱心で、当時(自分は)暴れる子どもだったんですが、熱心な指導をしてくれて。同じような仕事に就きたいなと…」と、目標となる先生がいたことも明かした。
 弁護人「その先生に今の姿を見せられますか?」
 被告人「恥ずかしくて見せられませんが…正直に話したい…」

 暴走を止められるのは恩師のみか。

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