IE 6 / 7 からの自動アップグレードが国内でも3月中旬より開始
2001年生まれの「腐った牛乳」こと Internet Explorer 6 が、ついに日本でも自動アップグレードの対象となります。これはマイクロソフトが世界的に進めている旧版 IE 一掃キャンペーンの一環で、IE6 / IE7 を利用している Windows XP SP3 ユーザには IE8 を、IE7 / IE 8 を利用している Windows 7 / Vista SP2 ユーザには IE9 を、それぞれアップグレードとして自動的に提供するというもの。1月からまずブラジルで実施されていましたが、日本では3月中旬から開始と発表されました。日本ではまだ6%近いシェアを誇る IE6 も(1月時点)、そろそろお別れとなりそうです。
ややこしいのですが、ここで言う「自動アップグレード」は、ふだん目にする Windows Update の「自動更新」とは別の話。「自動更新」では以前から IE のバージョンアップが届けられていましたが、それを無視してきた人達を半強制的にアップグレードさせるのが今回の狙いとなります。
もっとも、これまでに IE8 / IE9 の自動更新を明示的にキャンセルしたり、そもそもの Windows Update を無効にしていたり、あるいはプラットフォームが自動更新の対象外(XP SP2 / Vista SP1 など)である場合は、アップグレードは行われません。また、なんとしても IE6 でなければ(主に業務システム的に)困るという方向けの無効化ツール(Blocker Toolkit)も提供されています。