独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)は、2012年4月のコンピュータウイルス?不正アクセスの届出状況を発表した。
発表によると、Android をターゲットにした不正アプリが公式マーケットで多数発見され、ダウンロード総数からするとおおよそ7万回以上ダウンロードされたと見られている。こうした不正なアプリには「有名なアプリ名、アイコンが使われている」「興味を持たせるキーワードが含まれている」など“だましのテクニック”が使われていた。こうした不正アプリをダウンロードしてしまうと、プライバシーが漏れたり、個人情報が悪質な行為に使われる可能性があるという。
また、2012年4月のウイルスの検出数は1万339個で3月と比較し34.7%減。4月の届出件数は732件で3月の866件から15.5%の減少となった。不正プログラムの検知状況では、別のウイルスを感染させようとする「DOWNLOADER」、オンラインバンキングのID?パスワードを詐取する「BANCOS」が増加傾向という結果になっている。
発表資料
URL:http://www.ipa.go.jp/security/txt/2012/05outline.html
http://www.ipa.go.jp/about/press/20120507_2.html
2012/05/08