Microsoft、1987年以来25年ぶりに企業ロゴを刷新
米国 Microsoft は2012年8月23日、同社の企業ロゴを刷新したと発表した。Windows Phone や Windows 8 で採用された「ライブタイル」に似たカラフルなタイルがロゴの一部に採用されている。同ロゴは、同日米国ボストンで新たにオープンした Microsoft Store で披露された他、同社の Web サイトではすでに使用されている。
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今回のロゴ刷新は、同社が Windows、Windows Phone、Office など、ほとんどすべての製品ラインで新バージョンをリリースする直前のタイミングで実施された。Microsoft のブランド戦略担当 GM である Jeff Hansen 氏は、次のように述べている。
「（新しいロゴは）Microsoft がこれまでの資産を引き継ぎつつも、未来を志向していることを示している。我々は、Microsoft が新しくなったことを示すには、今がロゴを刷新するベストなタイミングであると判断した」
今回のロゴ刷新は、Microsoft にとって25年ぶりとなるもの。だが、Microsoft は、1975年の創業から1986年までは、比較的頻繁にロゴを変更していた。
Microsoft の最初のロゴは1975年から79年にかけて使われた。このロゴでは「Micro」と「Soft」が上下に分断されている。これは、Microsoft 共同創業者の Bill Gates 氏と Paul Allen 氏が、当初社名として「Micro-Soft」を提案していたことに由来しているという。「Micro-Soft」は、「Microcomputer」の「Software」を扱う企業を意味していた。
2つ目のロゴは、1980年から1981年にかけて使われたもの。同社のロゴとしては、最も短命だった。Hansen 氏によれば、このロゴは、当時流行していたコンピュータゲーム文化の影響を受けたものだったという。
3つ目のロゴが使用されたのは、1982年から1986年。このロゴで特徴的なのは「O」の文字だった。Hansen 氏によれば、この「O」は「Micro」と「Soft」を繋ぐ役割を果たしていたという。
4つ目のロゴは、1987年から使用されていたもの。「f」と「t」がつながっているのが特徴だった。この「f」と「t」の連結は、今回発表された新ロゴにも引き継がれており、Microsoft がこれまでの資産を継承していることを示しているという。