【エイプリルフール】Google、ファミコン専用ソフト「Google Maps 8-bit」を発表
Google は4月1日、かつて世界を席巻した人気ゲーム機「任天堂 ファミリーコンピューター(ファミコン)」専用ソフト「Google Maps 8-bit」を開発したと日本語公式ブログで発表した。同社によると、ファミコン用ソフトの発表は18年ぶりになるという。
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「Google Maps 8-bit」は、現在グローバルで運用している「Google Maps」の地図データベースを特別なデータ変換システムを構築することによってリアルタイムに8ビット化。本ソフトのために開発されたファミコンカセットに内蔵されたダイヤルアップモデムでインターネットに接続することで、クラウド環境に接続して膨大な地図データを活用することが可能になった。また、任天堂とスクエア?エニックスの協力の下、最新のマップデザインを実現しているという。カセット下部にあるファミコン本体との接点にはほこりが付いて不具合を起こすことがあるが、Google は「バグったら、カセットに息を吹きかけてから使用しましょう」と説明している。
8ビット化された「Google Maps」では地名を入力してルート検索ができるほか、Android スマートフォンでお馴染みの「音声検索」にも対応。音声検索を使用する場合には、ファミコンのコントローラーについたマイクを使用するという。このコントローラーのマイクはかつて対応ゲームがほとんどなく、全く意味をなさない存在だったが、1983年の本体発売から約28年の時を経てやっと活用できるソフトが登場したことになる。
なお、YouTube では「Google Maps 8-bit」を紹介する動画を公開。プロダクトマネージャーの Ken Tokusei 氏は動画の冒頭で、「Google はパソコン、モバイル、タブレットなど様々なデバイスにサービスを提供してきたが、過去発売された様々なデバイスの中で世界的に最も人気のある家庭用コンピューター"ファミコン"についに対応した」と自信を見せている。
「Google Maps 8-bit」は、今後販売に向けて調整していくほか、「Google Maps」上には試用バージョンを公開。地図の右上にある「Quest」ボタンをクリックすると、「8-bit Version」の体験ができるという。
※4月1日はエイプリルフール。このニュースは Google がエイプリルフールに公開したジョークを記事にまとめたものです。