NTTドコモ、衛星電話「インマルサット」用端末「IsatPhone Pro」提供
NTT ドコモは2012年7月24日、英国 Inmarsat の衛星電話サービス「Inmarsat（インマルサット）」に対応したハンドヘルド型衛星電話「IsatPhone Pro」を提供すると発表した。8月上旬より取り扱いを始める予定。業務用としており、NTT ドコモの法人営業担当者または「ドコモビジネスオンライン」を通じて受け付ける。
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インマルサットは、3機の静止衛星を利用し、世界各地とのあいだで音声通話、データ通信、SMS が行える衛星電話サービス。おおよそのサービス エリアは、北緯/南緯それぞれ70度以下の地域。NTT ドコモは独自の衛星電話サービス「ワイドスター」（2014年3月31日終了予定）および「ワイドスターII」を提供しているが、両サービス用の端末はアンテナ分離型で持ち運びにくく、サービスエリアも日本国内に限られる。そこで、持ち運びが容易で、全世界で利用可能なインマルサット対応 IsatPhone Pro の取り扱いを始める。
IsatPhone Pro は、ハンドヘルド型であるため携帯電話の操作感覚で使えるとしている。防滴/防塵（ぼうじん）性を備え、耐衝撃性も高いというため、災害の現場や山間部などの厳しい環境でも使用可能。連続待受時間は約100時間、連続通話時間は約8時間ある。
おおよそのサイズは幅54×高さ170×厚さ39mm、重さは 約279g。
IsatPhone Pro 利用時のプラン「タイプ GSPS」は、月額基本料が4,900円、音声通話料が毎分160円（固定電話/携帯電話/BGAN/GSPS 宛）、データ通信料が SMS 1通当たり70円。