ダメ人間でも成功できる6つの厳選キーワード
衰え知らずの成功哲学本の刊行ラッシュとは裏腹に、本を読んでもなかなか「成功」を実感できない人が多いのも事実。そこで、恋愛カウンセリングで大人気の理学博士?ぐっどうぃる博士に“知ればもっと成功法を読み解ける”成功法厳選ワードを解説してもらった。
●ランダムウォーク
ランダムウォークとは、言葉どおり「でたらめに歩く」こと。そうすることで“たまたま”成功のタネが見つかる。「決まった行動を取ったり、同じ行動範囲で動いているうちは環境が大きく変わらない限り、成功を引き寄せられません。ランダムに動くことで普段起きないことが起き、それが成功に繫がるんです」(博士)。ポイントは(1)長期的にやり続ける(2)失敗してもいいからいろいろ試す(3)流れが来たら乗ること、だとか。
●ホモフィリー
共感し合えて、この人になら本音を言えるという関係のことをいう。「この関係が築ければ、相手が自分に心を開いてくれるので、思いどおりに動かしやすくなります。方法は、ひたすら相手の価値観に合わせていくこと。すると相手はこの人とは価値観を共有できると思い、心を開く」(博士)。その反対が“ヘテロフィリー”。これは上司と部下など利害によって結ばれた関係のこと。人間関係で両方のアプローチができれば最強!
●ティッピング?ポイント
マルコム?グラッドウェルの著書『ティッピング?ポイント』(飛鳥新社)で有名になった言葉。物事が流行する際、じわじわ平均的に広がるのでなく、どこかで爆発的に広がるポイントがある。それを示している。
「一つのことをやり続けると、どこかでティッピング?ポイントがやってきて、一気に大ブレイクする。ゆっくりでなく、あるときガラリと状況が変わります。今の状況が変わらなくても努力を長期的に続けること」(博士)
●ハインリッヒの法則
1件の大きな事故の裏には29件の小さな事故、さらにその裏には300件のヒヤリとしたりハッとする危険な現象があるとするもの。「ヒヤリ?ハットの法則」とも言われ、事件や事故を予防するための教訓として話されることが多い。「成功についても同様のことが言える。一つのブレイクの裏には29回の小さなブレイク、さらにその裏には300件の『イケちゃうんじゃない?』みたいな現象があるということ」(博士)
●移動
社会が行き詰まったことにより、人々が転職や転居など移動を始める。これによりこれまでいなかった人がある場所にいたり、なかったものが現れたりして新しい組み合わせが起きる。…