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空の上で彼女に最高の贈り物、航空会社の協力で機上プロポーズ大成功。

男性が結婚を決意したら、まず最初に考えなくてはいけないのが彼女を喜ばせるプロポーズの方法。シャイな日本人に比べたら、行動力のある外国人のほうが上手と言えるかもしれないが、あるカナダ人男性は3年間交際している同棲中の恋人との結婚を心に決め、彼女が帰省に利用する飛行機をプロポーズの舞台に選んだ。そこで航空会社に“プロポーズ大作戦”の計画を相談。すると、これに航空会社も協力を約束し、彼は最高のプロポーズの舞台を整えた。  

カナダ紙トロント?サンやモントリオール?ガゼットなどによると、この“プロポーズ大作戦”を実行したのはカルガリーで鉱山技師として働く、26歳のスコット?ウェットンさん。彼は大学時代に知り合い、現在は同棲もしている28歳の彼女ジャクリーン?ポウシェイさんにプロポーズしようと、その方法を以前から考えていたという。そして数か月前、クリスマス休暇にトロントとケープ?ブレトン島のそれぞれの実家に帰省するため、2人で飛行機のチケットを予約しているときに機内でのプロポーズを思い付いた。

この計画を秘密裏に進めるためには、まず、ウェットンさんが一緒の期間には帰省しないと思わせることが肝心。そこで彼女が出発する2日後に1人遅れて帰省すると思い込ませたという。一方で彼女がカルガリーから乗る12月16日のエア?カナダの同じ便に自分が待機する席と、ほかの乗客に邪魔されないよう彼女が座る席の並びを予約した。さらに計画をうまく実行に移すためにエア?カナダの関係者に相談すると、エア?カナダ側も彼の提案を快諾してくれたという。

そして12月16日の朝、ウェットンさんは彼女を空港で見送るフリをして、エア?カナダの関係者と合流。エア?カナダは2人が顔を合わせないように飛行機に乗客を乗せた後「出発が遅れている」と時間を稼いで、その間にウェットンさんを密かに搭乗させた。また、確実に彼の搭乗を見られないようにと、ポウシェイさんには座席変更のお願いをして最前列の席を用意。彼はそのときを迎えるまで、機内後方の席に隠れた。

すべては「計画が滞りなく行えるよう、彼の計画をメールでクルーに伝えた」(モントリオール?ガゼット紙より)という、エア?カナダのお膳立てのおかげで準備は完了。そして高度3万フィート(約9,000メートル)に達して飛行機が安定飛行に入ったとき、マイクの前に立ったウェットンさんは、乗務員の機内放送に続いて彼女へのメッセージを話し始めた。…

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