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大学教授がわかりやすく解説する「放射能の基礎知識」

昨年3月の福島第一原発事故以来、多くの日本人がいや応なく向き合わざるを得なくなった放射線のリスク。ところが、いったいそれはどのくらい危険なものなのか、という最も重要な問題については、専門家と呼ばれる人も含め、いろいろな人がさまざまな意見を述べていて、多くの国民が共有できるような“妥当なライン”は今も引かれていない。

そんななか、6月11日からウェブ上に無料で公開されている一冊の“本”(PDFファイル形式、全173ページ)が話題を呼んでいる。著者は学習院大学理学部物理学科の田崎晴明(たざきはるあき)教授。放射線の専門家ではない田崎氏が、自らも学び続けながら1年以上かけて書き上げたものだ。

「得体が知れない」というイメージの強い放射線に関する基礎知識について、「中学生以上ならかなりの部分が読みこなせる」ようにわかりやすく、正確に、そして「わからないことはわからないと言う」という態度を貫いて書かれた『やっかいな放射線と向き合って暮らしていくための基礎知識』。この本の執筆動機と“読み方”について話を聞いた。

■放射線というものはオカルトではない

―この本は、事故直後から田崎さんがウェブ上に順次アップしていた放射線関連の情報がもとになっているんですよね。

田崎 そういうことは原子力工学の専門家なり、その道のプロがやってくれるものだと思っていたのですが、残念ながらなかなかそうはなりませんでした。そこで、自分ができることとして、とにかく放射線に関する情報を出していこうと思ったんです。

―しかし、放射線は田崎さんの専門分野ではありません。

田崎 ですから、ICRP(国際放射線防護委員会)やIAEA(国際原子力機関)のものなどいろいろな文献、論文、資料を読んで、放射線について勉強し続ける15ヵ月間でした。気がつけば“物理学者の余興”では済まされなくなっていましたが(笑)、幸い、関連分野のたくさんの専門家も有用なアドバイスをくれました。僕はそれこそ自分の子供が生まれようが自分の研究を最優先でやってきた人間なんですが、そういう意味ではこの15ヵ月間は今までとはまったく違いました。

―しかも無償で。頭が下がる思いです。

田崎 強調しておきたいのですが、僕がやっていることなんて全然大したことじゃない。各地で除染作業に従事している方、福島の病院で働いている方、他地域から福島に赴いて活動されている方など、実質的にもっと意味のあることをされている方はたくさんいます。…

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