韓国出身?SDNシヨン、日本来日のきっかけは「江國香織」
韓国出身のアイドルで、現在SDNのメンバーとして活躍するシヨンさん。ダ?ヴィンチ電子ナビの「読みたガール」として、本好きの一面をのぞかせる彼女に、愛読する日本の本について聞いた。
彼女が愛読するのは、日本でも大人気の江國香織さんの作品。
「日本の本は、学生時代から20代前半にたくさん読みました。いま、日本にきて約1年経ちますが、実は日本に行きたい!と思ったのは、江國香織さんの本を読んでからなんです。
初めて読んだのは『ホリーガーデン』でした。最初は、これはいったい何の内容なのかよくわからなかったんですけど、そのあとに『きらきらひかる』を読んで、この作家は感情をこういうふうに書くんだということがわかって好きになりました。『冷静と情熱のあいだ』も好きです!」
ほかにも、『1Q84』が韓国でいまだベストセラーランキングに入る村上春樹さんの作品を愛読しているという?
「『1Q84』は、ページをめくる手が止まらないほど夢中になりました。いまでも韓国のベストセラーになっているし、韓国中の本好きの人は全員読んだと思いますよ?
日本の、繊細な感情や言葉が表現された小説を好んで読むというシヨンさん。韓国で、日本の本が人気の理由を下記のように分析する。
「韓国では、日本のドラマやバラエティなどを放送しないから、本から日本の情報を得ようとする若者はたしかにいるような気がします。同じ人間だけど、感情が違う国のひとつだと思うので日本の媒体の多様性や表現の多様性を感じ取って好奇心をもつ学生も多いですね」
最後に、シヨンさんが本を読むことで得られたことを教えてもらった。
「私は、愛のお話や、人生、教訓を得られるお話が好きなんですね。自分が悩んでいるときにそういう本を読んで元気や力をもらうようにしています。気に入った本や、その本のフレーズはいつでも取り出せるようにしているんです。言葉に助けられることが多いんです。そして、いつか自分が日本で経験したこと、日本の文化や日本の人と触れて感じたことをイラストと一緒に綴った本を出したいと思っています。そのためにこれからも本をもっとたくさん読んでいきたいです」
(ダ?ヴィンチ電子ナビ 「ぶっくらこの○○な本」ランキング)