コロンビア ブーツ | コロンビア ブーツ16 | コロンビア ブーツ26 | コロンビア ブーツ36 | コロンビア ブーツ46 | コロンビア ブーツ56

ugg アウトレット | ugg ブーツ メンズ | ugg ブーツ 通販

【海外:中国:コラム】上海に上陸した台風はいろいろな『中国』を見せている

上海の天気の話題です。台風11号(アジア名ハイクイ、Haikui)が7日夜から8日未明にかけて中国沿岸部に上陸しています。これを受けて、中国当局は上海郊外などの市民20万人を避難させています。

今、私は上海市内の延安西路という場所の事務所から、この記事を執筆しています。現地時間10時37分(日本時間11時37分)です。窓に叩きつける雨はすさまじく、風も次第に大きさを増しています……

この朝、私は、一緒に通勤している上海人の女性と、ふたつの光景に出くわしました。地下鉄の車内で、濡れた靴を脱ぎ、股を開いて座り、新聞を読んでいる上海の会社員。彼は横で大きな荷物を手にして立っている出稼ぎ労働者の老人から「少し横にずれてくれないか」と言われましたが、「俺は靴が濡れているから立てない」と、目もくれず切り捨ててしまいました。

地下鉄駅を降りると、「国際貿易中心ビル」へ向かう際に通る公園が、突然封鎖されています。事前に何の張り紙や案内もないので、公園の入り口まで来てから、また戻り、大回りをしなければなりません。ここは日本人の利用者もとても多い駅ですので、朝の通勤時間だけで、千人の人々が、大雨の中、いちいち回り右をしなければなりませんでした。

「自分勝手」「強権的」というのは、現代の中国の気風を現すひとつのキーワードです。今朝のエピソードは、そんな彼らの様子を、少し垣間見られるような気がするんですね。実際、私の隣にいる上海人女性は、今日のささやかなこの出来事が、ひとつの象徴的な話題であると語り、眉を潜めています。

ところが!です。私はつい昨日、こんな経験をしているんですね。路線バス57号に乗車していた私は、うとうとしていました。はっと気がつくと、降車するべき「虹橋開発区」に着いています。荷物をつかんで、私は飛び降りました。しばらく歩くと、後ろから、バス乗車員のおばちゃんが、わざわざバスを止めて、私に大声で何かを言っている。振り向くと、私のパソコンが2台入ったかばんを手に、「あんた、忘れてるよ!」と声を掛けてくれている。私は何度も頭を下げましたね。

不思議なもので、私は上海に来て以来、さまざまな重要な物を置き忘れているのですが、そのすべてが、ほとんど奇跡的とも言える上海人の人情味のお陰で、自分の手に戻ってきています。こういう中国の姿を見ると、彼らの懐の深さを感じずにはいられません。

そんな嵐の上海の朝。…

上一篇:年収1億円の元主婦 袖のすりきれた割烹着を「まだ着られる」

下一篇:アドバンスト?メディア、企業向けに音声認識機能のクラウドサービスを開始