【Red Hat Summit】Linux の訴訟問題と Solaris は、いまでも存在していた
ベンダーやアナリストは、もはや Linux の訴訟問題を気にする人はいないし、Solaris のことを気にかける Linux ベンダーもいないと語る。
だが、これは100%正確ではなかったようだ。
私は2012年6月28日、ボストンで開催中の Red Hat Summit でパネルディスカッションにパネリストとして参加し、聴衆から Linux のリスクについての質問を受けた。法的リスクに関するものだ。
このことを心配する人は、まだいたのだ。私は、SCO がすでにゾンビと化していること、大手 Linux ベンダーは特許訴訟から顧客を保護する補償プログラムを提供していることなどを、私なりにベストを尽くして説明した。だが、いまでもこの問題は、人々の関心事であり、質問として上ってくるほどのものだったのだ。
10年前のミーティングではない。これは現在の、2012年のボストンで起こったことだ。
また、私は別の場面で、Solaris に関してコメントした。いまでは、Solaris を共有サーバーやアプリケーションホスティングで利用する人はほとんどいないのではないかと。すると、司会役を務める IDC のアナリスト Al Gillen 氏が聴衆に向けて、いまでも Solaris を利用している人は挙手して欲しいと呼び掛けた。ここは Red Hat Summit なのに。でも、その結果は意外なものだった。
少なくとも、15人が手を挙げたのだ。
さて、他の人がどう言おうと、Linux の訴訟問題と Solaris はいまでも存在している。そして、それは Linux ユーザー(Red Hat Summit 参加者)の間でもそうだった。
Sean Michael Kerner は、InternetNews.com の主任編集者。