Apple の新型 MacBook Pro に対する米国メディアのレビューをまとめる
米国 Apple は2012年6月11日、WWDC 2012 カンファレンスで、Retina ディスプレイを搭載した新型の MacBook Pro を公開した。同製品はすでに多くの米国メディアでレビューされており、特にその Retina ディスプレイが高い評価を受けている。
ここでは、各メディアのレビューをまとめてみたい。
Macworld:同メディアの Jason Snell 氏は次のように書いている。
「2,880x1,800もの解像度を持つ Retina ディスプレイは、見かけは以前の1,440x900のスクリーンと変わらない。だが、このディスプレイでは、以前は1ピクセルしかなかったサイズに、4ピクセルが詰め込まれているのだ。iPad や iPhone でもそうだが、Retina ディスプレイは文字や画像の表示が驚くほどなめらかで鮮やかだ」
MacBook Pro では電源コネクタが新しくなった。以前のコネクタよりも薄くなり、幅は広くなっている。Snell 氏は、これについては「多くの IT 管理者が不満の声をあげるだろう」としている。Apple はこの不満の声を沈めるために、「MagSafe ? MagSafe 2コンバータ」を9ドル(980円)」で販売している。
Snell 氏は、新型の MacBook Pro は薄く軽量になり、MacBook Air に近づいたと述べる。同氏は近い将来、iPad や iPhone と同様に、MacBook の製品ラインも1機種だけになるのではないかと予想している。
「それほど遠くない将来に、小さな11インチモデルからこの15インチのモデルまでの MacBook の製品ラインが1つにまとめられる日がくるかもしれない。その日はまだ来てはいない。新型 MacBook Pro は価格が高すぎて、現時点ではローコストの MacBook Pro も必要だからだ。でも、その日はやってくる」
PC Mag:同メディアの Joel Santo Domingo 氏は、やはりディスプレイに注目している。
「15インチの画面は、以前よりも外の世界との境界を感じさせないものになった。これまでの MacBook とは異なり、画面の外枠が黒になっているが、それが画面とよく合っている。Apple は、従来モデルよりも画面の反射を減らしているというが、画面に近づいてよく見れば、まだ少し反射はあるようだ」
Domingo 氏はキーボードについては、「キータッチは、以前のものよりも浅く感じる」と語る。…