ニーズが高まる日本人の英語力、オンライン英会話の効果的な活用法とは？
2011年を振り返ると、急成長したオンラインビジネスのひとつが「オンライン英会話」だ。急速に進むビジネスのグローバル化を背景に英語の必要性を認識する人が急増。一方で従来のスタンダードだった英会話スクールは、通う時間の確保が難しかったり、継続的に英語学習をするための資金の確保が難しく、手軽に英語レッスンを始めたいという人には不向き。手軽に始められる英会話レッスンを求める消費者のニーズに応える形でオンライン英会話は急成長したのだ。
【残りの画像を見る】
新年を迎えて、改めて「今年こそは英会話にチャレンジしよう」とオンライン英会話の活用を考えている人も多いはずだ。そこで、オンライン英会話「hanaso」を展開する株式会社アンフープ 代表取締役社長の重森渉氏に、オンライン英会話の特徴と効率的な英語学習のコツについてお話を伺った。
● 「いつでもどこでも、格安で受けられるレッスン」が強み
「hanaso」は多くのオンライン英会話と同じく、無料通話ソフト「Skype」を利用してレッスンを受ける。曜日や時間に縛られることなくいつでも好きな時間にパソコンからレッスンを予約、受講することができ、自宅や職場など場所を選ばないのも特徴だ。受講料が格安なのも特徴で、「hanaso」のプランでは1レッスンあたりの単価は158円からとなっているという。
重森氏によると、サービスに関心を持つ人は学生や社会人などで英語学習に興味がある人だけでなく、法人が社員の語学研修などを目的に導入を検討するケースも増えているという。
TOEIC でのハイスコアを目指す本格的な英語学習から、忙しいビジネスパーソンや主婦が"スキマ時間"に英語レッスンをする人など利用者のニーズは多彩で、個人登録者数は7000名、法人会員も6社いるという。
● 企業の語学研修にオンライン英会話、その背景とは
オンライン英会話サービスが法人からも注目されている背景について、重森氏は「厳しい競争に勝つために、大企業だけでなく中小企業も海外進出などグローバルな事業展開が求められる時代。課題として、英語でコミュニケーションできる人材を育成していくことが最大の使命となりつつある」と語る。その使命を達成するためには「全社教育」として、全国にある事業所や工場などの社員も含め、どのようにして地域問わず同等の質で教育を進めていけるかがポイントで、このニーズに応えるサービスとしてオンライン英会話が注目されているのだという。…