ダルビッシュがダラス空港登場、"大麻Tシャツ"を指摘
●G?JoeⅡはかく語りき
無名時代のスティーブン?スピルバーグ監督が脚光を浴びることになるのは、撮影16日間、編集含めて3週間で製作せねばならなかったテレビ用の映画『激突!』の大成功からだ。この作品を鑑賞した諸賢には納得頂けると思うが、16日の低予算で撮影したとは思えない、シンプルながらがっちりとスリリングに楽しめる作品に仕上がっている。
スピルバーグ監督は、この作品によってひとつの教訓を得たという。「視聴者は映画作品に対して、思いがけない見方をするものだ」と。この作品は「謎のトラックに追われるサラリーマン」というシンプルな構成のサスペンスアクションなのだが、これをある視聴者は「監督は資本主義への批判的な意図を込めた」と論じた。無論、スピルバーグはそんな事、ちっとも想定していなかったそうだ。
20日、米メジャーリーグ入りで脚光を浴びる元日本ハム投手?ダルビッシュ有投手(25)が、本拠地のレンジャーズ?ボールパークで入団会見を開いた。この会見で思わぬ指摘をされることになるダルビッシュ。それはダラス空港に到着した際に着用していた約7万円のTシャツのプリントが、"大麻"のデザインそっくりだったという点である。
彼が着用していたTシャツは、「I will survive(俺は生き残る)」といった英文が、細長い葉を持つ楓状の植物の周りに印刷されているというデザイン。確かに"あの葉っぱ"にそっくりであるが、これは本人も特に奇をてらったという訳でもなく、会見では「英語だったから何気なしに着ていた」程度のものらしい。
逆に欧米系の観光客の方の中で時折見られるのは「痔」だの「自己嫌悪」だのと妙な日本語がくっきりプリントされた謎のTシャツ。かなり際どい言葉のものもあるが、本人は意味も知らず記号的な観点から着用しているに過ぎないのだ。
しかしそんな事より、筆者の衝撃はその何気ないTシャツが7万円もしていた事である。ファッションとは奥が深い。
【記事:G?JOEⅡ】
元の記事を読む