【やらせ問題】問われる口コミレビューの信憑性
揺れる公平性
1月5日、カカクコムが運営する飲食店口コミレビューサイトである「食べログ」にて、不正業者による営業行為がされていたという報道に対し、回答ともなされる調査結果が報告された。
カカクコムの独自の調査により、発覚したのは昨年12月時点で39社にも及ぶと言う。「食べログ」といえば、飲食店の口コミレビューサイトとしては最大手のサイト。新年早々、この不正業者による「食べログ」やらせ問題が波紋を広げている。
「食べログ」だけでなく、昔からこの口コミに見せかけたステルスマーケティングは横行していた。自社の商品を好意的に見せるだけではなく、競合商品を貶める行為も少なくはなかった。
実はフリーライターとして活動する筆者にも、この手の依頼が来たことが何件かあるが、全て断ってきた。やらせ、見せかけ、そんなことは日常茶飯事なのだ。インターネット全盛の現代では、繁茂する情報の中から正しい情報を自分で判断していかねばらない。レビューや口コミの信憑性が問われる今、自分の目で見て、判断する。そういった原点回帰をしなければならないという問題提起であったのではないだろうか。
【森野】
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