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桑原水菜の描く“日本古代史最大の謎”をめぐるミステリー

塁計600万部を超える大ヒット作「炎の蜃気楼」シリーズの著者。コバルト文庫を代表する作家が満を持して放つ、日本古代史最大の謎にまつわるレリック(=遺物)ミステリーである本書『ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック?ファイル』(角川書店)は、まず、主人公?無量の“天才遺物発掘師”という設定に惹きつけられる。

 「最初に、特殊技能を持った男のコを主人公にしたいというのがありまして。じゃあ、私の守備範囲の中で特殊技能って何だろうと思ったときに、やはり歴史系かなと。しかも、それでアクティブに動けるものといったら“遺跡発掘”かなというのが最初のとっかかりでした。またもう一方で“ちょっと変わった事務所ものをやりたい”というのもあって。それを上手く組み合わせられないかなということで、発掘派遣事務所で働く女のコ(萌絵)と、遺物発掘師と呼ばれる男のコ(無量)の話にしようと思ったんですね」

 その無量と萌絵のコンビが直面する物語は、古代へのロマンをかき立てずにはおかないトレジャー?ハンター的な要素も満載。また、無量と萌絵の二人だけでなく、彼らを取り巻く脇のキャラクターたちも非常にユニークで魅力的なのである。たとえば、萌絵の勤める亀石発掘派遣事務所の面々もほのぼのと良い味を出している。ライトノベルで培った、読むものを惹きつける“キャラクター力”が存分に発揮されているのだ。

 そんな登場人物たちの魅力はもちろんのことだが、本書の醍醐味は、それだけではない。奈良の古墳から発掘された拳大の緑色琥珀=蓬萊の海翡翠から導き出される、“日本のルーツ”にまでも迫るような大胆かつ説得力ある仮説=ストーリー。その発想は、大学で史学科を専攻した頃から、あたためていたものなのだろうか?

「史学科というのはとりあえずそうだったというぐらいで、あまり真面目な学生ではなかったので……(笑)。ただ、歴史は昔から好きではありました。ご多分に漏れず、新選組とか幕末ものとか、そういうところをあちこち通って、紆余曲折して、大学の史学科に行きました。ただ、史学科は本当に文献だけで学問をするところだったので、“遺跡発掘”=考古学というのはまったく知らない世界だったんです。それで、今回はまさに一から勉強するハメになって。そこはちょっと大変でした」 

 古代史最大の謎の一つにも迫る大胆な発想は、いつ頃から桑原さんの中に生まれていたのだろうか?
「まず、“皇統がどこからやってきたのか?”というのは、 『炎の蜃気楼』シリーズの後半を書いている頃から、少しずつ興味を持ち始めていました。…

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